戦争の記憶次代へ 「前橋空襲と復興資料館」(群馬・前橋市)が28日にオープン、戦時中の日用品や手紙など常設展示
上毛新聞
2025年4月26日

太平洋戦争にまつわる群馬県前橋市内の資料を常設展示し、28日開館予定の施設「前橋空襲と復興資料館」(同市南町)で23日、報道機関向けの内覧会が開かれた。市民らから寄せられた戦中の日用品や、復興への歩みを捉えた映像など約100点を展示し、戦争の記憶を次代につないでいく。
施設は昌賢学園まえばしホール(市民文化会館)2階に開設。前橋空襲(1945年8月5日)の被害を示した地図や、市民らの証言を集めた映像、戦地から家族へ届いた軍事郵便などを紹介している。
同市で民間運営された「あたご歴史資料館」(2020年閉館)、「ぐんまマチダ戦争と平和資料館」(21年閉館)から寄贈を受けた資料なども展示する。
入場無料で、午前10時~午後5時。28日はセレモニーが予定されており、終了後、一般開放する。火曜(祝日は翌日)休館。
問い合わせは、市文化国際課(☎027-898-6992)へ。