栃木県の山麓に観光客が集まる理由 ミツマタの黄色い花々が幻想的な「妖精の森」に遅めの春
下野新聞
2025年3月28日

小さく黄色い花が斜面を埋め尽くし「妖精の森」と呼ばれる、栃木県茂木町飯の焼森山山麓でミツマタが見頃を迎えている。今年は降雪や低温の影響で開花が1週間ほど遅れたが、ここ数日の春の陽気で“妖精”が一気に顔をのぞかせた。
群生地を管理する「焼森山ミツマタ保全協議会」によると、ミツマタは杉林約7000平方メートルの斜面に約7500本が群生。太平洋戦争中、紙の原料不足を懸念した地元住民がミツマタを植えたのが始まりだという。
この週末にかけてが見頃で、26日は500人を超える観光客が訪れ、遊歩道を立ち止まっては斜面を埋める花を楽しんでいた。
今年は花の開花が遅れたため、受付や交通誘導がある受け入れ期間の最終日は今月30日から4月6日に延長された。期間中の入山は保全協力金(1人500円)が必要。
⇒「妖精の森」がある栃木県茂木町の道の駅で3月29日~30日「春のキッチンカーまつり」
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