新しい達磨堂にブルーノ・タウトの資料展示 群馬・高崎市の少林山達磨寺
上毛新聞
2025年3月20日

群馬県高崎市鼻高町の少林山達磨寺(広瀬正史住職)が建設していた新しい達磨堂が完成した。寺と縁の深いドイツ出身の建築家、ブルーノ・タウト(1880~1938年)に関係する資料を新たに展示し、無料開放している=写真。
タウトが亡くなった直後の顔を石こうでかたどった「デスマスク」や、境内の洗心亭で滞在期間中に設計した「緑の椅子」が飾られている。スケッチ集や同寺への手紙なども並ぶ。
86年に完成した従来の達磨堂は「全国各地のだるま」などを展示。来場者でにぎわったが、老朽化のため、昨年から改修していた。
新設された達磨堂は木造2階建てで、各地のだるまは1階で見ることができる。今後、カフェスペースの整備なども予定している。