日本で最も“雰囲気のある”環状交差点が誕生? 目の前にそり立つ断崖…栃木県の観光地に

下野新聞
2025年2月26日

信号機がなく重大事故や渋滞が起きにくいとされる環状交差点(ラウンドアバウト)が21日、栃木県宇都宮市大谷町に設置された。県内3カ所目で観光地では初めて。

整備されたのは大谷公園北側の市道で半径13.5m、道幅5.5m。車道部分はえんじ色で、自転車用に矢羽根型の路面表示も設けられた。交差点手前には専用標識のほか、「ゆずれ」の案内もある。

この日は午前10時に供用が始まった。供用開始直後は使い方が分からず、環道をぐるりと1周する乗用車も見られた。

現地周辺は大谷地区の中心部で観光シーズンは渋滞も発生する。市大谷振興室は「回遊性向上、にぎわい創出につながるインフラとして期待できる」としている。

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