木内酒造 全日空向けウイスキー 商品開発、限定300本販売 茨城

茨城新聞
2025年2月1日

老舗酒蔵の木内酒造(茨城県那珂市)は、全日本空輸(ANA)グループの全日本商事(東京)とANA向けのオリジナルウイスキーを開発した。数量限定で、ANA公式電子商取引(EC)サイトや、国内線機内やラウンジ内で使える買い物サイトで販売する。

開発したのは木内酒造が手がけるジャパニーズウイスキー「蒼翼(そうよく)」。同県で契約栽培した希少な国産大麦の麦芽のみを使い、同社の「八郷蒸溜所」(同県石岡市)で蒸留した原酒をバーボンだるで熟成。その後シェリーだるでも熟成したシングルモルト。市場では販売されず、今回が初のお披露目という。

蒼翼は「青い空を羽ばたく翼」を意味し、味の余韻が長く広がる豊かな香りと厚みある味わいが特徴。限定300本を取り扱う。

700ミリリットル入り、アルコール度数48%。価格はきり箱付きで1万5000円(税込み)。

ANAのネットサイト「ANAショッピング A-style(スタイル)」や同ANAモール店」で取り扱う。

また機内やラウンジで使えるWi-Fi(ワイファイ)でオンラインサービスでは、ウイスキーと専用のグラス付きで1万6000円(同)。

木内酒造は2020年、筑波山麓にある八郷蒸溜所を稼働させ、「日の丸ウイスキー」ブランドのジャパニーズウイスキーを本格生産している。