天然氷を奉納 初夏の伝統行事 氷室のふるまい 草津

上毛新聞
2017年5月31日

草津温泉に初夏の訪れを告げる「氷室のふるまい」(草津温泉観光協会主催)が28日、草津町の湯路広場周辺で開かれ、訪れた観光客が温泉街の伝統行事を楽しんだ。
会場では白装束をまとった「探氷隊」により、天然氷の奉納などの神事が行われた後、ホテルや旅館の従業員によって、あずき氷約300食と和菓子や抹茶約250杯が振る舞われた=写真。
江戸時代に温泉宿の主人たちが白根山にある氷室から氷を運び出し、シャクナゲの花を添えて湯治客に出したという故事に由来する行事。旅人の安全や無病息災を祈願する目的で、毎年この時期に行われている。

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