世界遺産や夜景11点 佐生さんの油絵個展 茨城・神栖

茨城新聞
2024年10月13日

茨城県神栖市在住の画家、佐生(さしょう)美世子さんの個展が、同市波崎のはさき生涯学習センターで開かれている。世界遺産や東京の夜景、2枚一組の連作など11点の油絵が並ぶ。同展は27日まで。

常夏の空気感が伝わってくる「アンコール・ワット」は、実物よりカラフルにすることで明るい雰囲気に仕上げた。遺跡の手前に描いた池には「水が災いではなく恵みであり続けてほしい」との願いが込められている。

佐生さんは美術団体「現代童画会」の会員で、昨年の同公募展に出展した「オリエンタルリリー(希望)」と「同(願い)」も展示。女性とユリを描いた作品で、連作になっている。

小さい頃から絵を描くことが好きで、現在は仕事のかたわら、休日に少しずつ取り組んでいるという。「絵を描いている時間が幸せ。楽しんで見てもらえたらうれしい」と話した。

午前9時から午後5時まで。月曜休館。