《栃木・県央グルメ》コロンビア(宇都宮)スパイスの香りに幸福感「アボカドとエビのカレー」

下野新聞
2024年10月12日

プリッとしたエビの存在感が際立つスープタイプの「アボカドとエビのカレー」(1200円)。舌へのピリッとした刺激と、アボカドのクリーミーさが口の中でマッチする。

何より心地よいのがスパイスの豊かな香り。食後も長らく鼻腔に残り「スパイスカレーを堪能した」という幸福感を脳裏に刻んでくれる。

スープカレーは野菜だしと数種類のスパイスがベース。そこにメニューごとの具材に合ったスパイスを加える。「香りを売ること」が一つのテーマという店主の丸山郁平さん(46)の繊細な作業が、深い味わいの背景にある。

2013年3月、ユニオン通り沿いに店を構え、12年目。開店当初はスパイシーキーマ(950円)などドライカレータイプ4種類から始まり、以降の新作はまず期間限定メニューで発売。好評を得たものだけをレギュラーメニューに加えていった。

試行錯誤の末、現在のラインアップはスープタイプも含め20種類超に。「自分の作りたいカレーを研究し、納得したものを出して喜んでもらう。この先も基本スタイルは変わらない」と丸山さん。研究成果を楽しみに、何度でも足を運びたい。

▼メモ 栃木県宇都宮市西1-3-3▽営業時間 午前11時~午後2時半、午後6~8時▽定休日 月曜(日曜祝日はランチのみ)▽(問)028・636・5656

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