特産ゴボウ 甘納豆に 群馬・伊勢崎興陽高の生徒が企業2社と開発
群馬県伊勢崎市特産のゴボウをPRしようと、伊勢崎興陽高(田畑茂校長)の3年生3人と県内食品メーカー2社が、ゴボウの甘納豆「『甘党(かんどう)』のゴボウぐらっせ」を共同開発した。ゴボウが苦手な人にも手に取ってもらうため、甘い商品に仕上げた。高崎市のイベントで発売後、9月上旬から一般販売する。
同校で食品流通などを学ぶ橋本莉亜さん、新田悠莉さん、向谷地博樹さんが市内のゴボウを使った商品開発を提案し、青果物卸売りとカット野菜製造のマルクリ青果(伊勢崎市)と菓子製造のマスイ製菓(太田市)が協力した。
一口大に斜め切りしたゴボウはえぐみを取って風味と歯応えを残した。砂糖とハチミツのみを使い、生徒らが試食を重ねてしつこくない甘みに調整した。商品名は、向谷地さんが「甘い物好きな人に感動を届けたい」と名付けた。生徒が考案したラッピングデザインも採用される。
新田さんは「好き嫌い関係なく食べられる。若い人にも手に取ってもらえたらうれしい」と話した。マルクリ青果の塩川直也業務統括本部長は「高校生らしいアイデアで貢献してもらった」と喜んだ。
9月9、10日に群馬県高崎市のGメッセで開かれる北関東の物産展「きたかんFestival2024」で発売する。1個(100グラム)500円(参考価格)。