湖上の的を目がけて…2000人の“那須与一”が矢を放つ 栃木県日光市の中禅寺湖で弓道大会

下野新聞
2024年8月8日

弓の名手と伝わる那須与一の故事にちなんで湖上の的を目がけて矢を放つ「扇の的弓道大会」が4日、栃木県日光市中宮祠の中禅寺湖畔で開かれた。県内外から約2000人が参加し、日頃の鍛錬の成果を披露した。

日光二荒山神社中宮祠で7月31日から7日まで行われる「男体山登拝大祭」(登拝祭)の奉納行事の一つ。

1185年の屋島の戦いで源義経の家臣だった与一が平家方の舟上に立てられた扇の的を射落とした故事に由来しており、県弓道連盟が与一を顕彰するため主催している。

参加者は、中禅寺湖沖の舟上に立てられた扇形の的を目がけて4射ずつ矢を放ち、射抜くと見物客から大きな拍手が送られた。

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