「北斗星」に泊まれます 4両貸し切り、最大48人  茨城・筑西のテーマパーク

茨城新聞
2024年6月16日

茨城県筑西市内のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」の新エリア「ユメノバ」で、レールパークに展示する寝台特急ブルートレイン「北斗星」を宿泊施設として貸し出すサービスが始まった。寝台車両や食堂車など4両を貸し切りで提供し、最大48人が泊まれる。料金は1泊20万円。鉄道ファンや社員旅行などの利用を見込む。

北斗星は豪華寝台特急として、青函トンネルが開業した1988年から27年間、上野-札幌間を運行した。ラストランは2015年8月の臨時運行で、青い車体がトレードマークだったブルトレの歴史も幕を下ろした。

テーマパークを運営する広沢商事によると、宿泊プランの4両は、1号車がA・B寝台個室(1人利用2室、2人利用7室)▽2号車が食堂車「グランシャリオ」(24席)▽3号車が共有スペース「ロビーカー」▽4号車がB寝台(開放2段式ベッド32床)。

トイレとシャワーは車外にあり、別料金で食堂車での食事提供も可能。販売期間は10月末まで(日曜と月曜を除く)。同社の担当者は「昔を懐かしんで宿泊を楽しんでほしい」と話している。問い合わせはユメノバ(電)0296(48)7417。