世界遺産の日光山輪王寺で秘仏「五大明王像」初開帳 来年3月末までの期間限定で

下野新聞
2024年4月10日

栃木県日光市山内の世界遺産・日光山輪王寺で7日、初開帳を控えた秘仏「五大明王像」に魂を込める開闢(かいびゃく)法要が営まれた。世界遺産「日光の社寺」登録25周年を記念し、8日から本堂の三仏堂内特設会場で公開される。来年3月末まで。

五大明王は「軍荼利(ぐんだり)」「大威徳(だいいとく)」「不動」「降三世(ごうざんぜ)」「金剛夜叉(こんごうやしゃ)」の5体の明王像。如来の化身仏で、無事息災や安泰隆昌に御利益があるとされる。

明王像は幅66.9センチ、奥行き39.8センチの台座に据えられ、不動明王の座像(高さ27.6センチ)の周囲を4体の明王像が取り巻いている。同寺によると江戸時代の作とされるが、制作者は分かっていないという。

同堂の拝観料金(大人400円、小中学生200円)で参拝できる。受け付けは午前8時~午後4時半(11~3月は3時半)。(問)同寺0288・54・0531。

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