アウトドア香辛料3種 鉾田市観光物産協が販売 協力隊発案 「家庭でも試して」 茨城

茨城新聞
2024年3月23日

茨城県鉾田市観光物産協会は、キャンプ愛好家の間で広まりを見せるアウトドア香辛料「HOKOTA SPICE(ホコタ・スパイス)」を独自に開発し、販売している。発案した同市地域おこし協力隊の堀口実さん(55)は「キャンプ飯だけでなく、普通の料理にも使える面白いスパイスなので、ぜひ試してほしい」と話している。

販売しているのは、20種類の香辛料を調合した「スパイス工場の香り」と、ミルクティーなどの飲み物に合う「しびれるジンジャー」、香りにこだわった「異国の香り~あじ変~」の3種類。それぞれ調味料として使えるほか、食材に違った風味を加えることができる。塩分を使っていないため、減塩対策に有効で、湿気による凝固もしにくい。

堀口さんは、協力隊として同協会の仕事を手伝う傍ら、市内でキャンプ場を経営。同市で生産が盛んな野菜を多くの人に知ってもらう取り組みを考えていたところ、キャンパーがさまざまなアウトドアスパイスで料理を楽しむ姿が目に留まった。

昨年夏、市内にある大手スパイス加工業者の工場に企画を持ち込み開発に着手。当初は「メロンの薄皮部分に合うスパイス」をテーマにしていたが、試食を頼んだキャンパーらからは、ホットワインやおでんなど「想定していなかった使い方が続出した」(堀口さん)という。

各メーカーのアウトドアスパイスは、おおむね1種類だったことから、利用者の好みで使い分けができるよう、3種類のスパイスに仕上げた。市のイベントで試食アンケートを行ったところ、全ての年代から好評を得た。

完成品は今年2月、埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開催された「さつまいも博」で販売。同市のブースで、焼き芋の試食と合わせてPRすると、約100本が売れた。

各スパイスは、1本(15グラム)900円で鹿島灘海浜公園(鉾田市大竹)内の同協会などで販売中。市産の野菜と組み合わせ、ふるさと納税の返礼品としての活用も検討している。

堀口さんは「多くの人と関わることで商品化できた。スパイスを通じて市を盛り上げ、関わった人たちに恩返ししたい」と意気込んでいる。

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