「スズラン高崎店」新店舗　3月6日にオープン　群馬・高崎市

市街地再開発に伴い、隣接地に新築工事を進めているスズラン高崎店（群馬県高崎市宮元町）が、現店舗を来年1月31日に閉店し、新店舗を3月6日に開業することが分かった。新店舗は地上4階建てで、高崎中部名店街（さやもーる）沿いの同市鞘町に位置する。地元の商店街と共につくるランドマークとして、「記憶に残る街」の創出を目指す。

新店舗の1～3階が3月6日に開業。1階は食品フロアとなり、2階は婦人、紳士の服飾雑貨をそろえる。3階は婦人服、紳士服、生活用品を取り扱う。

4階は「美と健康」をテーマにし、3～4月にかけて各施設が順次開業する予定。糸井ホールディングス（同市上大類町）が運営する会員制サウナを核に、パーソナルジム、エステ、整体、シミュレーションゴルフ、物販スペースなどを設ける計画だ。

現店舗は地上8階建て、地下2階建て。11月に開店55年を迎え、長年親しまれてきた店舗は解体される。跡地に地上19階建ての分譲マンションと立体駐車場を新設し、2027年度の完成を予定する。

新店舗は昨年8月に着工し、隣接のマンション建設を含めた再開発を進める。中心市街地の環境改善を目指す優良建築物等整備事業として、21年度から同市の一般会計当初予算に補助金が計上され、本年度は1億1320万円が計上されている。

スズラン（前橋市本町）の渋沢彰一社長は「食品売り場が大きく変わる。近隣にお住まいやお勤めの方々に毎日通っていただけるよう、群馬初登場や地元商材を取り入れた新テナントが登場する。どうぞご期待ください」とのコメントを寄せた。