《食いこ》カフェと迷ってラーメン屋(茨城・土浦市) 心と腹を満たす6色の麺

茨城新聞
2023年12月18日

花形の器を黄、オレンジ、赤、紫、青、緑-の6色の麺が彩る。優しいパステルトーンが白い皿に映え、おなかより先に心を満たしてくれる茨城県土浦市の「カフェと迷ってラーメン屋」。名物の「六色つけ麺」は着色料を使わず、茨城県産をはじめとした野菜で色を付けた。

小麦粉は国産を使用。発色しやすいように独自にブレンドしているが、「ゆでると色が抜けたり変わったり、思い通りの色を出すのに苦労した」。オーナーの柴沼政寛さん(56)は試行錯誤を重ね、5年越しに完成させた。

定番メニューに加わった「白しょうゆラーメン」

 

色の珍しさだけではない。土浦ゆかりの名品がたっぷり詰まった逸品だ。つけ汁は魚介系のだしに柴沼醤油醸造(土浦市)のしょうゆを加え、市川蓮根(同)のレンコンパウダーでとろみを付ける。トッピングにはレンコンの甘酢漬けと、佐藤畜産(同)が選ぶ高品質な豚肉で作ったチャーシューを選んだ。

28年間勤めた中学校の教員を辞め、2020年9月に店を構えた。時間を見つけて食べ歩き、家で店の味を再現するなど大のラーメン好きだった。インテリアや服に取り入れるほど色にもこだわりがあり、自分の好きなものを形にしたような店だ。目印は6色に塗り分けられた愛車。店名には「教員やったり、ラーメンやったり。迷ってもいいんじゃないか」との思いを込めた。

カラフルな色彩の愛車が目印の店舗

 

メニューは大きく分けて、六色つけ麺、「定番ラーメン」、「月替わり(限定)ラーメン」の三つ。定番ラーメンは「しょうゆ」と「塩」、10月から加えた「白しょうゆ」の3種類。白しょうゆは限定メニューで提供したところ、評判の高さから定番メニューに仲間入りした。

月替わりで味わえる変わり種も根強いファンが多い。12月は「雪見ラーメン」。しょうゆラーメンの上に、たっぷりのメレンゲ。3種のつくねが隠れている。いずれのラーメンにも6色の白玉が乗り、「うちのラーメンとすぐ分かるようにした」という。

つくばりんりんロードにほど近く、自転車で来店した客向けにトッピング一つか100円引きのサイクリスト割を実施。柴沼さん自身も自転車が趣味で、現在サイクリスト向けメニューを開発中だ。

■お出かけ情報
カフェと迷ってラーメン屋
▽土浦市大岩田1287の1
▽営業時間は昼午前11時~午後2時半、夜同6~8時ラストオーダー。
▽定休は月曜、木曜夜、日曜夜。
▽(電)090(8800)0546

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