栃木県内に“ペットと泊まれる宿”が相次いでオープン 天然温泉付きから20万円超の高級路線まで

下野新聞
2023年12月15日

栃木県の日光や那須地域で、ペット同伴で宿泊できるホテルや旅館などの開業が相次いでいる。大人数でも泊まれるホテルから貸別荘、1泊1室20万円を超える高級旅館まで形態はさまざま。新型コロナウイルスの5類移行に伴う旅行需要の高まりを受け、各施設は独自の設備やサービスで顧客獲得を狙う。

15日に日光市所野にオープンするホテル「ラクテンステイヴィラ日光」は、全21棟のうち7棟がペットと宿泊できる。各棟にペットの足洗い場や、約33平方メートルのドッグランを備える。

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運営する楽天ステイ(東京都港区)によると、周辺にペット同伴可能な施設がほぼなく、全棟に天然温泉やサウナを備え、差異化を図った。担当者は「プレオープン中の稼働状況は順調に推移しており、(ペット同伴の)需要を感じている」と語る。

全国で宿泊施設を運営するリソル不動産(東京都新宿区)は11月上旬、那須地域で10件目となる貸別荘で初めて、ペットと泊まれる施設を那須町高久乙に開業。コロナ禍でペットを飼う人が増えた上、旅行需要が回復したことから開設した。

高級路線で集客を狙う施設もある。那須町湯本の旅館「お宿ひがしやま 別邸蜉蝣(かげろう)の月」は6月、2階を改装し、ペットと泊まれるスイートルームを新設した。

室内の鉄板でシェフが夕食・朝食を調理し、ペットも座面が高い椅子で飼い主と食事ができるなど、多様なサービスを提供する。2人1室で1泊20万円を超えるが、全国から予約が入っており、10月の稼働率は100%だったという。

同施設の担当者は「ペットも家族と同じようにリラックスできることをコンセプトにした。ひと月に何回も利用するお客さまもいる」と話している。

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