冬の棚田 幻想の光 富士山 竹で作った灯籠1500個 川場

上毛新聞
2017年1月31日

川場村の富士山地区の棚田をろうそくの火で彩る「冬×ふじやまプロジェクト」が28日夜、同村谷地のふじやまビレジ近くの田んぼで行われた。竹で作った灯籠約1500個が設置され、幻想的な空間を作った。
スプレーで赤、青、黄に色付けされた竹が、ろうそくの明かりで照らされた。訪れた人たちは「きれい」と見とれていた。
地域住民でつくる富士山集落活性化協議会(関延男会長)が主催。都市の若者との交流を通して地元の魅力を再発見しようと本年度初めて企画し、この日は昨年12月に続く第2弾。都内の美術大に通う学生ら5人がサポーターとして、27日から住民と共に準備に取り組んだ。
サポーターで参加した武蔵野美術大空間演出デザイン学科1年の宮城早紀さん(19)は「竹だからこその温かみがある。整然とでなく、まばらに置くことで、星空のように一層きれいに見えた」と話した。
2月11日に同所で第3弾が開かれる。