栃木・宇都宮動物園で増築したキリン舎お披露目 国内最高齢30歳の「ハツカ」の“寝室”に
下野新聞
2023年5月16日
栃木県宇都宮市上金井町の宇都宮動物園は13日、クラウドファンディング(CF)で増築したキリン舎(寝小屋)の落成式を行った。
同園では8頭のアミメキリンを飼育し、このうち30歳の雄のハツカは国内最高齢という。高齢のハツカが安心して休める場所が必要となり、CFによる増築が計画された。3月25日までの40日間で、947人から計1505万5千円が寄せられた。
完成した寝小屋は、鉄筋造りで高さ約7メートル、広さ約42平方メートル。落成式で荒井賢治園長(59)は「ハツカがゆっくり休み、くつろげる部屋ができた。長生きしてほしい」とあいさつ。
キリンへの祝いの品として、リンゴやサツマイモ、ニンジンなどで作った飼育員お手製の野菜ケーキを披露した。
式典後、取り分けた野菜を来園者がキリンたちにプレゼント。茨城県つくばみらい市から訪れた小学2年の渋谷夢叶さん(7)は、「キリンさんがおいしいって言ってる」と、ハツカの食べっぷりに満足そうだった。