「草津温泉―横浜」直通バス 1日運行スタート 乗り換え不要、割安な運賃で若者客も狙う

上毛新聞
2022年11月11日

高速乗り合いバスを運行する東急バス(東京都目黒区)、上田バス(長野県上田市)、相鉄バス(横浜市)の3社は1日、「横浜駅西口・新横浜・たまプラーザ~軽井沢・草津温泉線」の共同運行を開始する。都内から草津温泉直通のバス路線は複数あるが、横浜駅からも乗り換えが不要となる。割安な価格帯で若者層を含む幅広い需要を取り込む。

神奈川県最大のターミナル駅である横浜駅の西口と、草津温泉ホテル桜井(草津町)が発着点となる。長野県の軽井沢駅以降は長野原町の北軽井沢、湯畑に近い草津温泉バスターミナルなどに停車する。

横浜駅西口から草津温泉までを最短5時間10分で結び、両方面ともに1日3便、3社が1便ずつ運行する。横浜駅西口―同ホテル間の運賃は4500円と割安に設定した。

東急バスは「カップルや4、5人のグループで草津温泉を訪れる若者はコロナ前から増加傾向だった。運賃も低く抑えることで、免許のない若者の需要も取り込みたい」としている。

運行開始に先立って31日、関係者が集まり、同温泉バスターミナルで開業式典を開いた。上田バスの白井正博社長は「3社で力を合わせ、発展する草津町の一助になりたい」とあいさつ。同町への入り込み客数は2019年度の327万人が過去最多だが、黒岩信忠草津町長は「年間入り込み客数400万人を目指す草津町にとって大変ありがたい」と期待を寄せた。

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