大芦川の川遊び、マナー守って楽しく 有料駐車場やトイレ整備、鹿沼

下野新聞
2016年7月31日

 【鹿沼】夏休み期間中、市北部の大芦川に来訪者が増え、路上駐車やごみの放置などが問題となっている状況を受け、地元住民で組織する大芦川流域活用事業運営委員会などは30日、本格的な対策に乗り出した。

 西大芦小校庭に有料駐車場を設け、迷惑駐車禁止を呼び掛けるのぼり旗やロードコーンなどを設置したほか、西大芦コミュニティーセンター敷地内にはトイレを新設した。同委員会は「マナーを守って遊んでほしい」と協力を呼び掛けている。

 大芦川流域では近年、水遊びやバーベキューを楽しみに来る人が増えたことで、車の路上駐車やごみ、排せつ物放置などが問題となっている。対策組織として昨年、同委員会が発足、市の補助を受けて、試験的に同センター敷地や同校校庭の一部(30台分)を駐車場として無料で開放した。

 今年は西大芦小の校庭に1日800円で利用できる約70台分の駐車場を開設。料金は同委員会の運営費や環境維持費に充てることにした。満車になった場合は同センターの敷地も利用できるようにする予定。同校の行事等で校庭が使用される場合は、規模を縮小する。校庭を荒らしてしまう恐れから、マイクロバスなどの大型車両の使用は基本的に禁止するという。

 駐車場の開設は8月28日まで。午前8時~午後4時。夜間のキャンプは禁止。

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