日光パーク&バスライド効果あり 利用者に好評、6日間で3300人

下野新聞
2016年5月23日

 【日光】二社一寺周辺の渋滞緩和を目指し、市がゴールデンウイーク(GW)期間中に初めて無料実施したパーク・アンド・バスライドの利用が、3~8日の6日間で1506台、3289人に上ったことが、20日までの市のまとめで分かった。

 予想以上の利用で、最大で約6キロ分の渋滞緩和につなげた。利用者アンケートでは96・5%が「利用して良かった」と回答した。

 「これほど利用者が多いとは」。初日の3日、開放した所野の日光霧降スケートセンター駐車場に次々と車を止める観光客に、市都市計画課職員は驚きの声を上げた。約350台分の第2駐車場だけで対応できると予測したが、午前中で満車となり、すぐに第1駐車場を開放。設定した500台の枠を超え、予備スペースも使われた。

 4日は雨があがった午後に観光客が集中。二社一寺近くまで運行するシャトルバスは、1台増便して3台体制に。バスを待つ行列ができたが、利用者からは「待ち時間は気にならない」「無料で良い試み」と好意的な意見が多かった。

 一方、平日を含む6~8日は渋滞がほとんどなく、利用台数も25~29台にとどまった。

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