銘仙・緯総絣上品な魅力 伊勢崎で企画展
上毛新聞
2016年1月18日
伊勢崎銘仙の一つで、上品な色合いを特長とする「緯総絣(よこそうがすり)」を紹介する企画展が2月14日まで、伊勢崎市曲輪町のいせさき明治館で開かれている=写真。
緯総絣は、柄を染めた緯糸と単色の経(たて)糸を手織りした物。緯糸、経糸の両方を染める「併用絣」ほど色の鮮明さはないが、落ち着いた風合いが魅力となっている。併用絣と同じく伊勢崎で独自に発展した。
企画展のタイトルは「緯総絣の美力(みりょく)」。昭和の初期から40年代までに作られた物を飾っている。アールデコ風の幾何学模様がちりばめられていたり、黄色の緯糸と黒の経糸を合わせて光沢ある金色を表現したりと、多彩な表現が楽しめる。
市観光物産協会が主催。午前10時~午後5時。月・火曜休館。問い合わせは同館(☎0270・40・6885)へ。
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