ヒガンバナ名所 準備着々 茂木・城山公園 遊歩道増設 バスで送迎

下野新聞
2022年9月15日

【茂木】ヒガンバナの名所で知られる城山公園に、町は遊歩道を増設、観光客を迎える準備を整えた。見頃を迎える17日から25日まで「彼岸花ウィーク」を開催し、新たに有料シャトルバスで客の送迎を行う。

遊歩道は全体が山城跡となっている公園の最下部から続く車道の第1カーブの頂点を入り口とし、花が咲く斜面に入れるよう約100メートル造成した。茂木駅北西の駐車場「グリーンパークもてぎ」から運行するシャトルバスの降車場にもなる。ここを起点に園内を一方通行で巡ることができる。

遊歩道は431メートル、660メートル、982メートルの3コース。遊歩道出口は、従来、遊歩道の入り口だった中腹の第3カーブに設定し、帰りのバス乗り場にしている。

期間中、園内は車両進入禁止となる。シャトルバスは17~25日の運行を予定、料金は200円。保全協力金300円。バス利用時には保全協力金を含む500円のチケットを購入する。バスだと入り口まで片道7分。バスを使わず15分ほどかけて歩くこともできる。

町民向けには15日付の新聞折り込みで、保全協力金が不要となる招待券5枚付きのチラシを配布する。

同公園の彼岸花は、斜面が約55万本で真っ赤に染まる独特の景観が人気だ。町観光協会は「駐車場から遊歩道への入り口が近くなった」とPRしている。今年は8千人の来園を目標にしている。

(問)同観光協会0285・63・5644。