「裕次郎」映画を16日から再上映　茨城・日立、市内でロケ

茨城県日立市東滑川町の映画館「シネマサンライズ」は16日から、同市でロケが行われた石原裕次郎主演の映画「今日に生きる」を再上映する。地元からの要望を受けて今年7月に上映し、反響があり再上映を決めた。公開は29日まで。

同作品は1959年に公開。北関東にある架空の鉱山都市が舞台で、二つの運輸業者の対立に、裕次郎演じる東京から来た青年が活躍するアクションドラマ。劇中では日立鉱山や日立セメント、現役で稼働していた大煙突など当時の映像が見られる。

同映画館によると、7月に1週間の特別上映をしたところ、最終上映時間帯にもかかわらず想定以上の観客が訪れた。昼の時間帯で上映を望む声もあり、時間帯を変えて再上映をすることにした。成田恵美支配人は「今回は訪れやすい時間帯に設定している。過去の日立市の風景をぜひ見て」とアピールする。

上映は1日1回、正午から。14日から同映画館のホームページのみで予約も受け付ける。入場料金千円。問い合わせは同映画館(電)0294(32)5805。