甘い「与一西瓜」盛夏 心射止める 大田原で収穫期
下野新聞
2022年7月15日
大田原市佐久山地区で、地域ブランド「与一(よいち)西瓜(すいか)」が収穫期を迎えている。同地区の農家3軒が大玉と小玉の露地栽培に取り組んでおり、糖度が高くシャリっとした食感が特長という。
同市藤沢、高橋博幸(たかはしひろゆき)さん(51)方では、約3ヘクタールに作付け。14日は高橋さんら5人で作業し、畑で丸々と育ったスイカを手際よく軽トラックに積み込み、自宅の作業場に運んで丁寧に拭き上げていった。
6月半ばまでは生育が遅れていたが、下旬の暑さで大玉が一気に成長したという。高橋さんは「今年は発色も良く、糖度も乗った。スイカを食べて、みんな笑顔になってくれたらうれしい」と話した。
収穫は8月中旬まで続く。同市南金丸の道の駅那須与一の郷で16~18日、スイカの試食などができる「与一すいか祭り」が開かれる。