龍王祭 3年ぶり復活 日光 規模拡大し来月22、23日
下野新聞
2022年6月30日
【日光】鬼怒川・川治温泉街の夏を盛り上げる「龍王祭(りゅうおうまつり)」が7月22、23の両日、3年ぶりに実施される。従来は本祭りの2日間だけだったが、復活を機に7月の1カ月を龍王祭PRの月間とし、みこしを宿泊施設に巡回展示するなど、規模を拡大する。
龍王祭は毎年7月の第4金、土曜に実施していたが、新型コロナウイルス感染症の流行で2020、21年は中止された。地元の宿泊施設や商店などがつくる実行委員会には今年の開催に異論もあったという。ただ、各地でイベントを復活させる動きもあり、独自の感染防止ガイドラインを作成し、開催することにした。
7月1日からPR月間として、龍王祭で繰り出される「鬼祭会万燈神輿(きさいかいまんどうみこし)」「女樽(おんなたる)神輿」など6基のみこしをホテルや東武鬼怒川温泉駅などに展示する。本祭りの22、23日は、くろがね橋周辺で花火も打ち上げる。
市観光協会鬼怒川・川治支部の沼尾鬼子造(ぬまおきしぞう)事務所長は「今年は鬼怒川・川治温泉の開湯330周年の節目の年。久しぶりの祭りであり、みなさんに喜んでもらいたい」と来訪を呼びかけている。
(問)同協会0288・22・1525。