清めの炎に願い込め 笠間稲荷で御火焚串炎上祭

茨城新聞
2015年12月23日

 冬至の22日、笠間市笠間の笠間稲荷神社で、参拝者が願い事を書いて奉納した「御火焚串(おひたきぐし)」を燃やす御火焚串炎上祭が行われ、神職や氏子総代らが祈願成就を祈った。

 串は過去1年間に奉納されたもので、「良い就職先が見つかるように」「家族が健康に過ごせるように」などの言葉が並んだ。神職が拝殿で祝詞を奏上した後、神聖な火を前に「大祓(おおはらえ)の詞(ことば)」を奉唱し、次々と串をくべた。

 写真を撮りに訪れた栃木県さくら市、自営業、岩崎勁(つよし)さん(71)は「幻想的な光景で良かった。火によって、けがれを落とせた気がした」と話した。

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