アユの山椒炊き 通販でもどうぞ 那須烏山・森田城やな 漫画とコラボ、人気メニュー 土産品向けに冷凍加工
【那須烏山】森田の観光やな「森田城やな」はこのほど、漫画とのコラボレーションから生まれた同やなの人気メニューを、家庭でも味わえるよう冷凍加工するなどした「江戸前の旬のアユの山椒(さんしょう)炊き」を商品化し、通信販売などを始めた。市のふるさと納税の返礼品にも選ばれている逸品だ。
同やなは昨秋、漫画誌「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)の連載作品「江戸前の旬」に登場した「アユの山椒炊きにぎり」を具現化し、店内で提供を始めた。作中では市内を流れる那珂川のアユを使ったすしとして描かれ、同誌の編集者が知人の同やな店主越雲聖太(こしくもしょうた)さん(35)に具現化を依頼した経緯がある。
このメニューを目当てに客が来店するなど好評を博したことから、土産品として商品化した。ほうじ茶や実サンショウで炊く山椒炊きは常温の長期保存が難しいため、冷凍した上で真空パック詰めにした。店内で提供する品とは違い、酢飯は入れていない。
商品パッケージには、漫画の作者が無償で描き下ろした作品の主人公「旬」をデザインした。越雲さんは「新型コロナウイルスの影響で遠出が難しい中、やなの雰囲気を家庭で少しでも味わっていただけたら」と話している。1匹入り550円、3匹入り1650円。同やなのショッピングサイトなどで販売中。今年の同やなは6月1日にオープンする予定。(問)同やな0287・88・2227。
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