そよ風ふわり山吹色かれん 宇都宮でニッコウキスゲ
下野新聞
2021年5月12日
宇都宮市上欠町の「うつのみや遺跡の広場」でニッコウキスゲが見頃を迎え、山吹色のかれんな花が来園者の目を和ませている。
高地の草原や湿原などに咲く多年草で、県内では日光市の霧降高原や那須塩原市の沼ツ原湿原が群生地として知られる。同広場を管理する西山文化財愛護会によると、約1万株が自生する。4月下旬に開花し、例年より1週間ほど早いという。
午後から晴れ間が広がった11日は、そよ風に揺れる花を撮影する来園者も見られた。散策路が整備された斜面は木々の新緑と花の見事なコントラストを織り成した。
同会の山口伊津子(やまぐちいつこ)さん(63)は「今週いっぱいが見頃になりそう。コロナ対策をして、楽しんでいただければ」と呼び掛けていた。
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