ARパンダと撮影、動画も視聴 誘致目指し日立でスタンプラリー 18日まで

茨城新聞
2021年4月6日

茨城県日立市かみね動物園へのジャイアントパンダ誘致を目指し、市内6カ所のチェックポイントを巡るスタンプラリーが展開されている。スマートフォンの無料アプリによる拡張現実(AR)を活用し、パンダ動画の視聴やパンダと一緒の写真撮影ができる。楽しみながら誘致活動やパンダの生態への理解を深めてもらうのが狙いだ。

ARスタンプラリーの実施主体は、昨年11月に発足した「市ジャイアントパンダ誘致推進会議」(会長・小川春樹市長)。パンダ誘致の機運醸成を図るため、18日まで実施する。

チェックポイントとして、JR日立駅自由通路▽日立シビックセンター新都市広場▽けやき通りの4面歩道橋北側▽市役所大屋根広場▽かみね動物園正門前▽シーマークスクエア屋上の6カ所を設定。3カ所以上を回ると抽選で計50人にパンダの縫いぐるみやパンダ関連商品がプレゼントされる。

参加するにはスマホに無料アプリ「COCOAR」をインストールする必要がある。各ポイントにはパンダを描いた高さ約150センチのパネルがあり、パンダのイラストや写真を読み込むと、生態や食べ物などを紹介する約30秒の動画視聴や、パンダと一緒の写真撮影が可能になる。いずれかを操作することでアプリ内にポイント(スタンプ)が付く仕組みだ。

推進会議の事務局を担う市観光物産課は「サクラを眺めながら市内を散策し、パンダについて知ってほしい」としている。

スタンプラリーは当初、1月中旬から2月末までの予定だったが、新型コロナウイルスの影響で時期がずれ込んだ。

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