シクラメン自信の40種 坂東総合高の生徒栽培 高い品質、校外販売も
県立坂東総合高(坂東市逆井)で丹精込めて育てられたシクラメン約1500鉢が出荷時期を迎え、ピンクや赤、白のかれんな花を咲かせている。同校は地域連携をさらに強化しようと、6日午前8時から行われる恒例の同校農場での販売に加え、今年から境町の道の駅さかいと同町長井戸の和食レストラン「ばんどう太郎総本店」の2カ所でも販売。生徒自ら手掛けた自信作を多くの愛好者に届けたい考えだ。
シクラメンの花は、越年し5月ごろまで咲かせる「冬の花」として人気が高い。農作物の栽培方法などを学ぶ同校の生物資源系列では2、3年生が、シクラメンの生育に適するよう日光を遮った温室4棟を用いて、丁寧に栽培している。
近年、特に品質が向上。人気の品種を先取りして栽培し、販売時期に愛好家の大きな注目を集めている。「約40種のシクラメンを育てる農業高は全国でも他にないのではないか」(同校)という。同校のシクラメンは、県内農業高でつくるブランド農産物・加工品にも選ばれている。
指導する農場長の田山哲雄さん(59)は「今年の出来は良い。花がそろっている」と自信を示す。3年の野口裕也さん(18)は「大勢の人に喜んでもらえれば」と売れ行きに期待を込めた。
道の駅、坂東太郎での販売は11月中に行ったほか、12月12、13日にも実施。販売価格は6号鉢1500円、7号鉢2千円。問い合わせは同校TEL0280(88)1011。
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