香るバラとポピー ひたち海浜公園、休業から再開
茨城新聞
2020年6月2日
新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月4日から休園していたひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園が1日、約2カ月ぶりに再開した。マスク姿の家族連れや散歩する人などが訪れ、見頃を迎えたバラや新緑を楽しんだ。
同園では新型コロナ感染防止対策として、入り口ゲートやレンタサイクルセンターなどには消毒液を設置し、待機列が生じやすい券売機前などは約2メートルの間隔を取るよう表示。園内のベンチ数は減らして間隔を取り、一部遊具の利用を制限している。また、県の方針を踏まえ現在は、北海道と首都圏の1都3県からの来園は自粛を呼び掛けている。同日は625人が来園。園内ではバラとシャーレーポピーが見頃を迎えており、来園者は花の写真を撮ったり、香りを楽しんだりした。ひたちなか市のパート従業員、大内千秋さん(52)は、娘で高校2年の琴葉さん(17)と来園。大内さんは「久しぶりに外出できて癒やされた。普通の生活が戻ってくるような気がする」とリラックスした表情を浮かべた。
公園管理センターの尾沢彰広報係長(41)は「自粛要請が続き、ストレスがたまっていると思う。互いに社会的距離を取るなど気を付けながら、伸び伸び過ごしてほしい」と呼び掛けた。
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