参拝客にどぶろく 行方・春日神社
茨城新聞
2018年11月24日
1200年以上の歴史があるとされる行方市の指定無形民俗文化財「どぶろく祭り」が23日、同市青沼の春日神社で開かれ、早朝からお神酒を求める多くの参拝客でにぎわった。
全国でも珍しい神社でのどぶろく醸造。どぶろく祭りは、807年に奈良県の春日大社から分祀(ぶんし)した際、八石八斗の酒を造って祝ったのが始まりとされる。地元の4地区が順番で当番を担っており、今年は波籠組が約300リットルのどぶろくを造った。
境内では、たるに納められたどぶろくが参拝客に振る舞われ、波籠組世話人の横山正英さん(63)は、「今年のどぶろくはアルコール度数が11・6%、糖度は26・7度で、甘めに仕上がった。楽しんで飲んでもらえれば」と語った。
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