川島監督ら製作発表 映画「高崎グラフィティ。」
上毛新聞
2017年12月11日
高崎市が舞台の長編映画「高崎グラフィティ。」の製作発表会見が5日、同市役所で開かれた。川島直人監督(27)をはじめ、主演の佐藤玲さん(25)ら6人が撮影への意気込みを語った。
市内にある高校の卒業を迎えた幼なじみの男女5人が登場する。専門学校の入学金を持った父親の失踪や、先輩からの保険金詐欺の強要、交際相手の秘密…。それぞれが、巻き込まれたトラブルを通して自身の居場所を探し求める青春映画。
この作品は東京都の映像制作会社が昨年9月から今年3月にかけて行ったコンテスト「未完成映画予告編大賞」でグランプリを受賞、同社からの資金提供を受けて16日まで市内で撮影する。
ロケは高崎経済大附属高をはじめ、高崎オーパや中央銀座商店街、高崎アリーナなど全て市内で行われる。川島監督の大学の同級生で、撮影を担当する高崎市出身の男性スタッフの勧めでロケ地に決めたという。
会見で、川島監督は「埼玉県生まれの自分のように、東京に憧れを持たない若者の苦悩を描いていく。青春時代の思いや感情を詰め込みたい」、主演の佐藤さんは「(高崎は)温かく、優しい場所だと感じた。安全に頑張っていきたい」と話した。
【写真】映画への意気込みを語った川島監督(前列中央)ら
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