行方・サツマイモPR スカイツリー背に収穫

茨城新聞
2017年10月31日

東京スカイツリーに隣接する東京都墨田区の商業施設「東京ソラマチ」の屋上農園で29日、行方市生まれのサツマイモを収穫する催しが開かれた。全国から集まった親子連れ約100人が参加し、スカイツリーを背に芋掘りに汗を流した。

同イベントは、行方市宇崎の体験型農業テーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」を運営する菓子製造会社の白ハト食品工業(本社・大阪府守口市、永尾俊一社長)と、JAなめがた(棚谷保男組合長)が協力して実施した。

行方市のサツマイモを広くPRしようと企画された農業体験会で、今年で6年目を迎える。同社の「おいも株オーナー制度」の一環。屋上農園「ソラマチファーム」は、同社が東京ソラマチ出店を機に屋上緑化も視野に造成したもので、土は同JAから運び込まれている。

当日は雨天の中、子どもたちは元気に大きなサツマイモを掘り出した。品種は、とろける食感と甘さが特徴の同JAの「スカイツリー金時」。参加者たちは、自ら掘ったサツマイモをうれしそうに持ち帰った。

同農園のサツマイモの管理も行う同JA甘藷(かんしょ)部会連絡会は、日本農業賞に引き続いて農林水産祭天皇杯の栄冠に輝いたばかり。

同連絡会の箕輪秋雄会長は、参加者たちにも「このような賞をもらえて光栄」と受賞報告をしながら、地元のサツマイモをPRした。 

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