28日から「里美かかし祭」 個性豊か、作品ずらり
個性豊かなかかしが並ぶ「里美かかし祭」が28日開幕するのを前に26日、会場となる常陸太田市大中町の里美ふれあい館イベント広場で作品審査会が行われ、一般の部は「美しい里づくり委員会」の「里美号」、学生の部は同市立久米小の「くめラッキー」がグランプリを受賞した。
「美しい里づくり委員会」は2年連続7度目のグランプリ獲得で、「里美号」は高さ3メートル、全長5メートルに及ぶ土佐犬の大作。「くめラッキー」は、2019年本県開催国体の大会マスコットをモチーフにした。高さや幅が2メートル以内の作品に贈られる「ミニかかしグランプリ」には、里美生産物直売所の「元気な生産者の朝」が選ばれた。
節目となる第30回の今回は一般の部に59体、学生の部に23体が出品された。同じくかかし祭を開く福島県郡山市の友好かかしなど、審査対象外の作品を含めて123体を12月2日まで展示する。
来年のえとである「戌(いぬ)」にちなんだ作品のほか、横綱に昇進した大相撲の稀勢の里関や、本県を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」を題材にした作品などが並んだ。井坂勝安審査委員長は「大きな作品や技術的に優秀な作品が多い。ぜひ見に来てほしい」と話した。
期間中の11月3~5日には同会場で「さとみ秋の味覚祭」、11、12日には「里美新そば祭」と「里美カントリーミュージックフェスティバル」、18、19日は「里美案山子(かかし)音楽祭」が開かれる。
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