花の写真通し平和考える 個性豊かに104点 茨城・水戸で企画展

茨城新聞
2026年8月19日

戦後81年に合わせ、植物の写真を通じて命の尊さや平和について考える作品展「平和の花園展」が、茨城県水戸市小吹町の市植物公園で開かれている。同県茨城町のアマチュア写真家、川上一さんが企画し、今年で2回目。プロを含む写真家13人が参加し、植物と人の営みをさまざまな角度から捉えた個性豊かな写真104点が並ぶ。川上さんは「日常を守ることが平和活動の第一歩。作品を通じて日常の暮らしに視点を合わせて見てほしい」と話している。同展は30日まで。

川上さんによると、「植物を愛すれば、世界中から争いがなくなる」という植物学者、牧野富太郎の残した言葉が同展のヒントとなった。「植物は国境や思想を越えて人々に安らぎと希望を与えてくれる」と川上さん。「『花を愛する心』と『平和を願う心』はつながっている」と企画に思いを込めた。

アマチュア写真家、宮内耀介さん(36)=水戸市=は「時を重ねる」と題した写真を出品。戦争による荒廃から復興する同市の光景を見守ってきた大イチョウと、現役高校生の後ろ姿などが、電話ボックスの透明な壁に映り込む光景を作品にしている。同展を母親と鑑賞した片野祐樹さん(18)=水戸桜ノ牧高3年=は「生命の力強さに癒やされた。みんながこういう気持ちになれたらいいな」と話した。

22日からは「楽(らく)描(が)き鉛筆クラブ」のメンバーによる鉛筆画約70点も展示される。入場無料。24日休園、午前9時~午後4時。