「焼肉乃上州」に栄冠 豚肉使ったビビンバで 前橋で「T―1」入賞店大会

上毛新聞
2017年10月18日

前橋市の飲食店が豚肉料理の味を競う「T―1グランプリ」の過去8回の入賞店によるグランドチャンピオン大会「豚豚豚(トントンピッグ)」が14日、同市千代田町の前橋中央イベント広場で始まった。出場12店の料理を食べ比べた来場者の投票で、焼肉乃上州敷島店(川原町)の「ころとんビビンバ」がチャンピオンに輝いた。15日午前11時~午後4時も12店の入賞作や新作を味わえる。
ころとんビビンバはビビンバ飯に上州麦豚の角煮をのせてばら肉で包み、表面を焼いた一品。店を経営する上州ミートの五十嵐修社長(70)は、2013年4月の第4回T―1決勝戦に進んだビビンバが入賞にとどまった悔しさをばねに、店のコックと改良を重ねた。現在は県内外のイベントで販売すると行列ができる料理になったという。
表彰式でメダルを受け取った五十嵐社長は「本当にうれしい。肉屋一筋55年、肉に関しては誰にも負けない」と自信をのぞかせた。上州麦豚の振興について「数多い豚ブランドの中でも非常に良質。これからも支持してもらえる料理を作りたい」と意気込んだ。
2位にきむち屋(元総社町)の「もちゅ煮」、3位にそば処大村総社(総社町総社)の「おそば屋さんのソースかつ丼」が入った。
豚豚豚は、飲食や観光に携わる官民で豚肉料理の普及を進める「ようこそまえばしを進める会」(曽我孝之会長)がT―1入賞店に呼び掛けて初めて開いた。投票総数は1036票。

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