ナイスハート美術展 入賞作品32点決まる 8日まで展示 茨城・水戸

茨城新聞
2025年12月4日

障害者の文化活動の成果を披露する「ナイスハート美術展」一般の部の審査会が3日、茨城県水戸市内で開かれ、最優秀賞(知事賞)など入賞作品32点が決まった。応募作は8日まで(最終日は正午まで)、同市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館集会室で展示されている。入場無料。

同美術展は、障害者週間(3~9日)に合わせて開かれる「いばらきパラアーティストフェスティバル2025」(県など主催)の一環。今回は絵画、書道、写真、陶芸・工芸の4部門に計411点の応募があった。

会場には身近な風景を描いた絵画や力強い筆致の書、独創的なアイデアを盛り込んだ工芸などがずらり。障害者団体の関係者や教諭など審査員9人が、発想の豊かさや作品の出来栄えなどを評価し知事賞や県議会議長賞など計32点を選んだ。展示期間中の来場者投票による実行委員会委員長賞も設けられている。

絵画部門で最優秀賞に輝いた落合里穂さん(水戸市)の「優しいゴリラ」は、ピンクや青、緑色などで描かれたゴリラの柔和な表情と瞳が印象的な作品。6日に開かれる同フェス開会式で入賞者への表彰が行われる。