地域の夜を彩るイルミ 110カ所、常陸大宮・小場 茨城

茨城新聞
2025年12月12日

地域住民が協力して街の夜を彩る「ロマンチック小場 イルミネーション」が、茨城県常陸大宮市小場地区で繰り広げられている。高齢化が進む同地区だが、住民の元気を伝えようと、地域一帯が夜輝く冬の風物詩ともなっている。点灯は来年1月25日まで。

夕暮れになると、交差点付近の空きスペースや民家、公民館、郵便局でさまざまな色や形、大きさの電飾が光り出す。南北約3キロ、東西約2キロに及ぶ同地区一帯が、午後9時まで明るく輝き、温かい気持ちになる演出だ。

高齢者クラブ、子ども会の保護者ら有志が立ち上がり、8回目を迎える。年々賛同者が増え、イルミネーションを飾る箇所は約110カ所に及び、通り沿いは彩りが連続して楽しめる。

有志グループ「OBA生き活き会」が11月23日に点灯式を開き、地区住民や地区出身者らの家族がメイン会場に駆け付けた。サンタクロースに扮(ふん)した同会員が子どもや住民におでんを振る舞い、一足早いクリスマスプレゼントを贈った。安藤茂樹区長は「通行人にも見て、楽しんでほしい」と話した。