栃木県足利市の“スクランブル交差点”が最後の一般公開　映画＆MVのロケ地として活躍

12月末での閉鎖が決まっている栃木県足利市五十部町のオープンセット「足利スクランブルシティスタジオ」が9日、一般公開された。4回目の公開で、今回が最後。県内外から過去最多の6150人（主催者発表）が訪れ、別れを惜しんだ。

渋谷のスクランブル交差点を原寸大で再現したセットで、2019年夏、市が貸し出した市有地の競馬場跡地に建設された。

都内の映像制作会社が運営し、映画やミュージックビデオ（MV）など約70作品の撮影に使用。一時的なセットとして作られ耐久性に問題があるほか、今年12月で使用契約が切れることから閉鎖が決まった。

この日は悪天候の中、午前10時のオープン前から多くの人が並んだ。来場者は横断歩道や地下鉄の入り口が再現されたセット内で写真や動画撮影を楽しんだ。

このセットでMVを撮影した人気歌手・藤井風さんのファンは、MVをモチーフにしたコスプレをして訪れ「感無量。最高に楽しめました」と声を弾ませた。

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