アーツ前橋(群馬・前橋市)で企画展「ゴースト」開催 見えないもの見極める 絵画やインスタレーション107点を展示

上毛新聞
2025年10月10日

アーツ前橋(群馬県前橋市千代田町)の企画展「ゴースト 見えないものが見えるとき」が12月21日まで同館で開かれている。死者を悼む気持ち、湖の伝説、仮想現実、人間が滅んだ後の世界―。直接目にできないものを捉えた国内外20組の作家による絵画やインスタレーションなど 107点を飾り、新たな世界の見方を開く。

「単純におどろおどろしいものでなく、変化の中で失われた記憶やかつてのシステムなど全てを『ゴースト』に込めた」。南篠史生特別館長は企画をこう説明する。不確実性が高まる現代社会において「何もかもが不確かで不透明だからこそ『ゴースト』を見つめ、世界を見極める必要があるはず。多様な表現の作品を楽しんでほしい」と呼びかける。

午前10時~午後6時(入場は同5時半)。水曜休館。一般1000円、高校生以下無料(1階ギャラリーは観覧無料)。問い合わせは同館(☎027-230-1144)へ。