世界陸上へ栃木県那須塩原市で事前キャンプ　ウクライナ選手団が小学校の給食体験

13日から東京で開かれる陸上世界選手権に向け、栃木県那須塩原市内で事前キャンプを行っているウクライナ選手団は5日、黒磯小で児童と交流した。

世界選手権で走り高跳びに出場するユリア・レフチェンコ選手やコーチら4人が訪問。5、6年生の教室で児童らと給食を食べながら、箸の使い方や出場する競技の話題で盛り上がった。

全校児童との交流も体育館で行われた。選手らは出場種目の実演や、児童と競歩を行うなど親睦を深めていた。

レフチェンコ選手は児童らに向け、「ウクライナでは戦争が起こっており、子どもたちが学校に行ったり、選手がトレーニングしたりするのが難しい。そういった状況だからこそ『頑張らなくては』という気持ちが強い」などとスピーチ。

6年生の児童は「好きなゲームなど、競技以外のことも話せてうれしかった」と話した。