画家夫婦、初の合同絵画展 筑西の谷中さん、31日まで 茨城・結城
茨城新聞
2025年8月27日

夫婦で画業に取り組んでいる茨城県筑西市の谷中恭之さん(83)と妻の信子さん(77)の夫婦展が31日まで、同県結城市結城の結城蔵美館で開かれている。恭之さんの独創的な水彩画や信子さんが巧みに描いた水墨画など約100点を展示している。
恭之さんは元美術教諭で、絵画教室の講師などを務める。信子さんは水墨画教室に参加し、フランスの伝統工芸「カルトナージュ」なども手がける。
恭之さんが公募展の「極美展」で衆議院議長賞を受賞した「トルネード」は、2012年に同県つくば市内で発生した竜巻を主題にした抽象画シリーズ。鬼怒川の河川敷や国営ひたち海浜公園(同県ひたちなか市)などの風景画もある。信子さんは菊やアジサイなどの水墨画に加え、カルトナージュやトールペイント、つるしびなを出品している。
夫婦そろって開催するのは初めてで「作品を一緒に見てもらおう」(恭之さん)と企画した。信子さんは「夫婦で開催できると思っていなかった。ありがたい」と話した。入場無料。午前9時~午後5時(最終日は正午まで)。木曜休館。