那須の「田舎医者」エッセイを舞台化 主演の柄本明さん「都会で疲れている人に安らぎを」

栃木県那須町湯本の診療所医師で、作家でもあった見川鯛山さんのエッセーを題材にした舞台「また本日も休診-山医者のうた-」の製作発表記者会見が26日、東京都内で開かれた。主演の柄本明さんや共演の渡辺えりさん、江口のりこさんらが登壇し、意気込みを語った。
公演は10月11日から始まり、栃木県では11月6日に県総合文化センターで上演される。
原作は、見川さんの実体験を基にしたエッセー「田舎医者」シリーズ。1970年代ごろの那須高原の診療所が舞台で、破天荒ながらも村の人々に寄り添い続けた医師と、個性豊かな住民たちの悲喜こもごもの人間模様が繰り広げられる。作品の魅力に引かれた柄本さんの提案で舞台化され、2021年の上演から2度目となる。
今年は見川さんの没後20年に当たる。柄本さんは「とてもとても追いつかないようなすてきな人物。那須の診療所、見川さんの人物の大きさから繰り出されるもので、都会のけん騒の中で疲れている人たちに安らぎを届けられれば」と語った。
妻役の渡辺さんは「設定は山奥。私は山形出身で、そうした環境を身近に感じながら育ってきたので楽しんで演じたい」と笑顔を見せた。
江口さんは1人暮らしの村民役、初演から出演する佐藤B作さん、笹野高史さんはそれぞれ悪友の大工、巡査役を演じる。公演は東京・明治座など4会場で、11月22日まで行われる。
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