温泉旅館の浴衣を洋服にリメーク　群馬・みなかみ町のイヌワシストア展示販売

全国各地の温泉旅館の浴衣をリメークした洋服が、群馬県みなかみ町の上毛高原駅構内にあるコーヒースタンド「イヌワシストア」で展示販売されている。役目を終えた浴衣を仕立て直したもので、個性的なロゴやイラストが旅館の情緒を感じさせ、国内外の旅行客の人気を集めている。

県内からは同町や沼田市、渋川市、安中市にある10数の旅館が協力した。同店ではシャツ、パンツ、ドレスを販売している。すべて一点物で、価格は3万5200円～5万5000円。シャツやドレスの背中部分には、子どもの健康や厄よけの願いを込めて糸を縫い付ける「背守り」を施している。

同社海外・新規事業開発課の堤美咲さんは「誰もが自由に楽しめるファッションとして広めたい」と意気込んでいる。商品は同社オンラインショップでも取り扱っている。問い合わせは同社（☎03-3354-5681）へ。