栃木県矢板市で原木しいたけの収穫大詰め 冬を越した春物は「肉質と旨味が魅力」

下野新聞
2025年4月19日

栃木県矢板市下太田の「君嶋きのこ園」で春物の原木シイタケ「春子」の収穫が大詰めを迎えている。

君嶋きのこ園は約1haのほだ場で年間1万本の原木から10品種を栽培している。

毎年、桜の開花時期に収穫や乾燥加工の繁忙期が重なるといい、今年は3月25日に作業が本格化。多い日は1日1000kg超を収穫し、乾燥加工品と共に道の駅やいたや県内外のホテル、飲食店に卸している。

16日は君嶋きのこ園代表の君嶋治樹さん(41)ら4人が、肉厚で身の締まったシイタケを手際よくもぎり取っていた。今月いっぱい収穫する。

3月から春らしい気候が続いた今年は豊作といい、君嶋さんは「寒い冬を越した春物はポリポリしている肉質とうま味が魅力。食卓で旬を感じてほしい」と話した。

⇒那須エリアが生産量日本一の野菜 ブランド商品が出荷時期「甘いので子供でも食べやすい」

地図を開く 近くのニュース