頭部は翁、体はとぐろを巻いたヘビの姿 宇賀神に福求め県内外から拝観 群馬・高崎市

上毛新聞
2025年2月28日

群馬県高崎市八幡町の大聖護国寺(だいしょうごこくじ)(飯塚秀誉(しゅうよ)住職)で、頭部は翁、体はとぐろを巻いたヘビの姿をした、高さ30センチの宇賀神(うがじん)が公開されており、県内外から拝観者が訪れている=写真。

宇賀神は、財をもたらす福の神として信仰されてきた。飯塚住職によると、弁財天の頭頂に乗せ習合されることがほとんどだが、江戸前期の制作とみられる同寺の宇賀神は、単独で祭られていたとみられ、全国的にも珍しいという。

2015年に本堂の納戸で発見し、修復を経て、先月から公開している。飯塚住職は「多くの人に縁を結んでほしい」としている。

拝観は無料で、金曜と、土日祝日の午前10時~午後4時。問い合わせは同寺(☎090-2425-7710)へ。