牛久シャトー 日本遺産PR 22日フェスタ 設備解説やコーヒー販売 茨城
茨城新聞
2025年2月19日
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国内初の本格的ワイン醸造施設「牛久シャトー」(茨城県牛久市中央)で22日、日本遺産をPRするイベント「日本遺産フェスタ」(ワイン文化日本遺産協議会主催)が開かれる。普段は非公開のシャトー本館に市内のコーヒー店が出店するほか、ワイナリーやブルワリーのガイドツアーも行われる。
南部珈琲(同市栄町)は明治・大正時代の入れ方を再現した「大正浪漫珈琲」を販売する。ガイドツアーは神谷伝兵衛記念館とワイナリー、クラフトビールを醸造するブルワリーで、それぞれ行われ、製造スタッフが設備や作業の流れについて解説する。午前10時半、11時半、午後0時半の3回行われ、予約優先で各回先着10人まで受け付けている。
このほか、江戸時代の牛久宿を取り仕切った旧家から見つかったシャトーに関係する資料6点を初公開する。大正時代の着物の着付け体験、地元の専門学校によるちゃんこ鍋の配布なども企画している。
市文化財・シャトー活用推進室の担当者は「日本遺産である牛久シャトーを知っていただき、市外にも魅力を発信してほしい」と話す。問い合わせは同推進室(電)029(874)3121。