「肉厚きくらげ」を新名物に 丼もの、鉄板焼き… 群馬・沼田市のとんかつ6店で10月1日から提供

上毛新聞
2024年10月1日

群馬県沼田市の国道120号沿いでとんかつを提供する店でつくる「上州沼田とんかつ街道揚げ上げ隊」(阿部高士隊長)の6店は10月1日から、通常より厚さと大きさが2、3倍あるキクラゲを使った新メニューの提供を始める。新規顧客の獲得を目指した取り組みで、各店舗とも工夫を凝らしたメニューを開発し、新たな名物づくりに力を入れる。

野菜卸業などを手がけるヤマダイ物産(同市利根町、小林昌子社長)が生産する「肉厚きくらげ」を使う。キクラゲはキノコの一種でビタミンDや食物繊維などの栄養素を豊富に含み、健康食材として人気がある。低温で栽培することで肉厚で大きく育つという。食感がよく、大きいのでさまざまな料理に利用できる。

各店は食材の特色を生かしてメニューを開発した。「cafe kitchen guu(ぐぅぅ)」(森下奈緒美店長)はジャージャー麵の肉みそをヒントに、みそベースのひき肉に刻んだキクラゲを交ぜ、歯応えのある「ジャージャー木耳(きくらげ)丼」(850円)を提供する。

肉厚きくらげを使った新メニュー。ジャージャー木耳丼

阿部隊長の「和風とんかつ まるきち」は、キクラゲが主役の「肉厚!キクラゲの鉄板焼き」(680円)を考案。バターと一緒に焼き、店特製のゆずポン酢で食べる。阿部隊長は「とんかつ街道の新名物として、肉厚きくらげのメニューを盛り上げていきたい」と意気込んだ。

肉厚きくらげを使った新メニュー。肉厚!キクラゲの鉄板焼き

ぐぅぅとまるきち以外の提供店と新メニューは次の通り。

▷とんかつトミタ「キクラゲのわさび和(あ)え」400円
▷食事処あづま「玉子3個入りスーパーカツ丼」1980円
▷レストランふらいぱん「生きくらげと木の子の和風スパゲティ」1280円
▷とんかつ金重「ドリームポークのキクラゲロールヒレカツカレー」1750円